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- 藤井漱之介さん
2019.10.01
議論を重ね神学部で学ぶ基礎が身についた
神学部 3年生藤井漱之介さん
キリスト教教理の体系I:キリスト教の教理とは、キリスト教信仰における様々なテーマ(神とは何か、信仰とは何かなど)を知的に整理したものです。キリスト教は、二千年の歴史において、基本的なものから応用的なものまで、さまざまな教理を展開してきました。教理はさまざまな宗派・教派によって理解の異なるものもありますが、この科目では、ほとんどの宗派・教派に共通するもっとも基本的な教理を取り扱い、受講生が基本的知識を修得することを目的としています。
神学部
開講科目。
高校のクラスのような雰囲気
この科目は、神学部生にとって必修の専門基礎科目です。毎回、最初に担当教員である加納和寛・神学部准教授の講義があり、テーマに関する背景、語源、海外での認識や信仰など多角的に学びます、その後、全体でディスカッションを行います。大半の時間を議論に割くので、授業はいつも活気があります。神学部は1学年約30人のため、この科目も他と同様、小教室で行われており、高校のクラスのような雰囲気があります。加納准教授は、一人ひとりの名前を覚えてくれているので、先生との距離も近いです。正解がないからこそ深まる議論
各回のテーマは「神とは何か」「創造論とその課題」「イエス・キリストの正体」「三位一体の教理」「天国のイメージ」など様々。例えば、「救われるということ」というテーマでは、いったい人間は何のためにキリスト教を信じるのか、信じると何が起こるのか、信じる人だけが神に救われるのかなど、様々な角度から考えます。どのテーマも明確な答えはありません。みんな客観的に考えて、遠慮することなく意見を出し合っています。「サンタクロースはいるのか」というテーマを取り上げたこともありました。身近なテーマでも、いざ考えると知らないことが多く、考える幅が広がりました。
私は最初、自分の意見をなかなか言葉にすることができませんでした。加納准教授がうまく話を引き出してくれたり、教室内にどんな考えも歓迎する雰囲気があったので、気が付けば素直に自分の考えを話せるようになっていました。