2020.04.28
外国人学生に交じって留学を疑似体験
文学部4年生石山航太さん
Topics in Canadian Studies:カナダを多面的に知るため、最新のカナダ事情をテーマにして、グループディスカッションやプレゼンテーションを行います。留学前の準備としても役に立つ科目です。 国際教育・協力センター(CIEC) 提供プログラム。
海外の大学での学習環境を再現
交換留学を目指して実践的な英語力を磨いていた頃、海外で英語を使って現地の人と交流することに興味があり、関西学院大学とカナダの3大学(トロント大学、クイーンズ大学、マウント・アリソン大学)が協働運営するプログラム「Cross-Cultural College(CCC)」に参加しました。カナダへ行く前に、現地の文化や社会について知識を深めようと考え、この科目を履修しました。
関西学院大学に留学している外国人学生と一緒に英語で学ぶもので、語学を目的とした授業とは異なり、海外の大学での学習環境を疑似体験できるといったイメージです。
外国人学生と円卓でディスカッション
先生と学生が円卓に座り、提示される議題に対してディスカッションをしたり、プレゼンテーションをしたりします。カナダにおける政治、ジェンダー、薬物、移民問題など、さまざまなトピックで取り組みました。初めは先生の英語が聞き取れなかったり、内容が詳しくなると単語を知らず言葉が出なかったりしましたが、授業後に質問すると優しく教えてもらえましたし、何回か受けるうちに慣れていきました。
留学先での授業形式に慣れておく
1年生の時から留学生をサポートする活動に参加していたため留学生の友人はたくさんいたのですが、日常の会話と授業で発言する時の英語は異なります。周りは外国人学生ばかりという環境で、ディスカッションが中心の授業はこれまであまり経験がなかったので苦労しました。
しかし、2年生の春休みに訪れたカナダや、3年生の秋学期で留学したスウェーデンの授業などで自分の意見を言う機会が多くあり、こうした授業を受けずに留学していたらもっと大変だったと思います。留学を経験した後に英語力を維持するために受けている学生が多いと感じましたが、留学経験のない人にとっても、受講するメリットはあると思います。