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奈良県 2020.04.14

理工学部4年生 (生命環境学部)中務 裕貴さん

※中務 裕貴さんは 生命環境学部 (2021年4月開設)の前身である、理工学部(募集停止)所属です。

Q.関西学院大学に決めた理由は?

高校時代、生物の先生から「ツタンカーメンのエンドウ豆」など不思議な生物の話や現象を色々と教えて頂き、生物の仕組みや機能に興味を持つようになりました。「ツタンカーメンのエンドウ豆」とは、1922年、イギリスの考古学者ハワード・カーターがエジプトでツタンカーメンの墓を発掘した時に、副葬品の中からエンドウの種子も発見され、その後、イギリスに持ち帰ったカーターがその種子が発芽、栽培に成功。現在、世界各地で広く栽培されているという話です。3000年以上前のエンドウ豆のDNAが引き継がれているのかどうか、真偽は不明ですが、ロマンを感じる話です。


私の高校で行われた大学の出張授業で、関西学院大学理工学部生命医化学科の教授から授業を受ける機会がありました。その際、同じ様に生物の持つ不思議な仕組みの話をしていただき、とても興味深く、印象に残りました。それ以来、関西学院大学でなら、私が興味を持っている生物の仕組みや機能について学ぶことができると考え、進学を決めました。

Q.一人暮らしはどうですか?

実家から通学した場合、片道約2時間半かかることになるので、一人暮らしをしました。水上競技部に所属するため、下宿先は、練習のプールがある西宮上ケ原キャンパスの近くに決めました。毎日、西宮上ケ原キャンパスと神戸三田キャンパスを行き来するシャトルバスで移動しました。朝早くに出発する日々でハードでしたが、学業と部活動を両立できたことは自信になっています。


奈良県の方は、場所によっては、自宅からの通学が厳しいと思います。一人暮らしは、当然ですが、すべて一人でしないといけないので大変なことも多々あります。その分、自立できたので、良い機会になったと思います。

Q.理工学部ではどのようなことを中心に学びましたか?

実験実習が1年生の秋から始まり、3年生の秋まで続きます。その後は研究室へ配属となります。私は藤原伸介・理工学部教授の研究室を選びました。実験実習では初めて扱う実験機器も多く戸惑いもありましたが、生命科学の研究に必要な多くの技術と知識を学ぶことができました。


実験は失敗の連続です。予想された結果が得られず、初めからやり直したことや、実験後の実験結果や考察などをまとめた実験レポートを作成するため、提出期限前は徹夜することもありました。しかし、何事も諦めず粘り強く努力することの大切さも学ぶことができました。

Q.神戸三田キャンパスはいかがですか?

神戸三田キャンパスには、学生が自主的に学習することのできる環境が整っています。学生の学ぶ意欲も高いです。私は、アカデミックコモンズでしょっちゅう発表グループのメンバーと勉強したり、プレゼンの準備をしました。設備も整っているので、快適に勉強できます。

Q.大学進学を目指す奈良県の受験生へメッセージをお願いします。

関西学院大学は、専攻している専門分野だけでなく、広い視野を養うことができる様々なプログラムがあります。特に留学プログラムは充実しています。


私は水上競技部に所属していたので、練習や試合との兼ね合いで、各プログラムを存分に活用することができませんでした。今、振り返ると、もっと積極的に各プログラムに参加していれば、もっと新しい学びがあったのではないか、と少し悔やんでいます。それくらい、プログラムが充実しています。


大学生活を通じて、研究、部活動、就職活動など何事においても、目標を持ち、その目標を簡単にあきらめず、最後まで粘り強く努力することが大切なのだと実感しました。皆さんも最後まであきらめず、頑張ってください。

※理工学部は理学部、工学部、生命環境学部、建築学部に再編しました(2021年4月開設)。
詳細は こちら

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