University-Wide Programs 全学部共通科目

2020.02.07

何もできない自分に気付かされた

社会学部3年生坂上晴香さん

社会探究実践演習Ⅰ(朝来・竹田城下町活性化プロジェクト)
「日本のマチュピチュ」とも言われる「竹田城跡」で有名になった朝来市竹田地区をフィールドに地域産業の振興と観光まちづくりの在り方について現地商工会、観光協会や地元NPO法人等と連携した調査を行い、活性化策を提案するプロジェクト学習科目です。ハンズオン・ラーニングセンター提供科目。

一度行きたかった竹田城跡がテーマ

「天空の城」「日本のマチュピチュ」と言われ、一時期ブームになった竹田城跡。もともと歴史好きで、高校生の時にニュースで見てから一度行ってみたいと思っていました。竹田城跡がある兵庫県朝来市竹田地区をフィールドに、地域産業の振興と観光まちづくりの在り方を探究する授業があると知り、これは履修するしかないだろうと思って2年生の春学期に受講しました。
ブーム時の賑わいを取り戻すためにどうすればいいのか、現状を自分の目で見て、観光客や地域の人に話を聞き、地元の商工会や企業と連携して方策を提案するという内容で、私の時には最終的にグループに分かれて食や観光名所をアピールする動画を作成。グループ4人で寺をテーマに城跡の麓にある四つの寺院を巡り、一人一寺担当を決めて動画制作に取り組みました。

聞き取り調査でコミュニケーション力向上

休みを利用して3回、フィールドワークに行きました。2人1組で観光客にアンケート調査をするのですが、質問が25項目もあり、楽しんでいる人に不快な思いをさせず、いかに気持ちよく答えてもらうかに苦労しました。相手より目線を低くする、子ども連れの場合は一人が子どもの相手をする、相づちを打ちながら話しやすい雰囲気をつくるなど、初対面の人とのコミュニケーションの取り方も勉強になりました。調査結果では、観光のきっかけがネットという回答が多数ありました。
私はSNSなどにはあまり興味がなかったのですが、今の時代、ネットを充実させることはすごく大切だなと思いました。また、「山道が整備されていないので歩きにくい」と言う人もいれば、「徐々に整備が進んで味わいがなくなってきた」と嘆くリピーターの人もおり、人によって思いは違うということを改めて感じました。
 

苦手なSNSを猛勉強して動画作成

私が担当したのは、常光寺という初代竹田城主の菩提寺です。SNSが得意じゃなかったので、どうしたら動画や写真がうまく撮れるのか分からず、どの角度が一番きれいか、寺のイメージに合うBGMは何か、神聖な雰囲気を出すにはどうすればいいか、画面の切り替え方は…など、25秒の中でいろいろな細かいことを表現するのは大変でした。若者に来てもらうために学生の目線での動画作成というのが狙いでしたが、寺に関しては若者目線がいいのかどうかと考えた結果、その視点は振り切り、私のように寺や神社が好きで興味を持っている人が行きたいと思えるものを目指しました。フィニッシュに近づくと、毎週企画書を書いて動画と一緒に提出し、修正を受けては提出し直すという繰り返し。ずっと課題に追われていたという印象です。

コンプレックスを成長のエネルギーに

授業を受けている最中は正直、「取らなければよかった」と思うほどきつかったです。周りにはプレゼンが得意な人や自分の意見を持っている人が多く、その時点で得意分野がなかった私は引け目を感じていました。毎週振り返りシートのようなものを書くたびに文章力のなさを痛感しましたし、みんなの前で発表するたびにドキドキし、そんな自分が嫌でした。でも、人前に出るのが苦手だと分かったからこそ、今やっているボランティア活動では意識してそうするようにしていますし、自分のコンプレックスになった部分を成長させられるように頑張ろうと思えているのはこの授業のおかげだと思っています。授業で出会った友達は今でも高め合える存在であり、刺激になっています。ただ座って聞くだけでなく、もっと挑戦したいと思っている人はぜひ受講してください。意識が高く、いろんなことに頑張っている学生たちに出合えるチャンスです。

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